微小引張試験

DIC:Digital Image Correlation

微小引張試験とは

引張特性がその素材の部位によって異なる場合があります。例えば、成形加工品、浸炭層・窒化層、溶接に代表される継手などです。そのような部位によって異なる引張特性を詳細に評価するためには、素材のサイズがよほど大きくない限り、試験片はJIS規格よりも小さなサイズで引張試験を実施する必要があります。「微小引張試験」はそのようなニーズにお応えできる試験です。素材の評価領域は1mm以下のサイズで可能です。また、デジタル画像相関法(DIC:Digital Image Correlation)を活用した手法で、引張試験中のひずみ測定も可能であり、引張特性として応力‐ひずみ線図が取得できます。

微小引張試験機に測定システム(DIC)を搭載した試験状況

微小引張試験の特徴

微小引張試験の適用分野(用途)

装置仕様

試験片の形状

微小引張試験の事例

事例1;炭素鋼(焼入れ・焼戻し材)の微小引張試験

DICによるひずみ測定のために、試験片平行部にランダムパターンを塗布します。
引張試験を開始し、荷重とひずみを測定します。(図には参考として局部伸び発生時のひずみ分布コンターを示しています。)
JIS規格の引張試験と同様に、応力‐ひずみ線図を得ることができます。

参考技術資料

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