軽量化Lightweighting

軽量化

化石燃料を燃焼させ、エンジンにより動力を得るモビリティでは、走行燃費が向上すると、使用する化石燃料も少なくなり、CO2排出量が削減されます。この燃費を向上させるためには、エンジン効率のUPとともに、車両(移動物)の軽量化が重要になります。

京都議定書、国内の「地球温暖化対策基本法」、パリ協定等、二酸化炭素排出に対する世界の目は年々厳しくなっており、自動車の軽量化の必要性はより重要性を増している状況にあります。

軽量化

FCV や EV、PHEVといった次世代環境車であっても、社会全体で見ると発電や水素製造を二酸化炭素の排出無しに製造することは不可能で、新たな重量物である次世代の高容量の二次電池(300~500kg)を積載することを考慮すると、軽量化の重要性は変わりありません。

軽量化

車体の軽量化を図るためには、(1)より強く、より軽い材料(超ハイテン鋼材やアルミ合金、CFRP等)を用い、(2)最適な部品形状を、(3)現実的で量産可能な工法で製造することが必要です。

  • より性能の優れた材料の開発
    より性能の優れた材料の開発
    比強度が高く、耐食性にも優れた高張力めっき鋼板製造には、綿密な組織制御とめっき性能の両立が必要となります。鋼板性能に最適な金属組織を行うため、析出物の量や形態、転位量等を評価しなければなりません。こういった評価の手段として、透過電子顕微鏡のような様々な物理分析機器を用います。
    透過電子顕微鏡法(TEM),走査透過電子顕微鏡法(STEM) 電子線後方散乱回折法(EBSD)
  • 最適な部品形状の製造
    最適な部品形状の製造
    最適化のために考案された複雑な形状の部品を成形するには、従来のJIS引張試験や深しぼり試験で測定される、いわゆる「伸び」や「深絞り性」だけではなく、さらに局部的な変形性能を評価することが重要となります。当社は、こういった評価の手段として、二軸引張試験をはじめとした様々な条件での機械特性を評価することが可能です。
    二軸引張試験 深絞り性の評価
  • 現実的で量産可能な工法で製造
    現実的で量産可能な工法で製造
    自動車の製造には様々な工法が用いられますが、その中でも非常に重要なものの1つにスポット溶接(2000~3000点/1台あたり)があります。実際に材料同士を接合する際には、その材料の種類や厚みによって、電流条件やナゲット径、押し当て圧力等、最適な条件は異なります。その条件探索として、試作した溶接部の組織や強度(静的動的問わず)を評価し最適条件を模索することが必要です。当社は溶接のみならず、様々な材料、接合手法に対応した継手試験体を製作し、その評価を行うことが可能です。
    材料接合部の評価
  • CAEを併用した最適評価
    CAEを併用した最適評価
    以上のような方策は、全体のバランスが重要であり、実験での検証とCAEによる予測、全体としての最適化が必要となります。当社は、試験体を用いた実際の実験のみならず、各種計算方法を用いた数値解析も対応可能です。
    衝突・成形解析
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