疲労き裂進展試験(FCGR試験)

疲労き裂進展速度:FCGR:fatigue crack growth rate

高温き裂進展試験とは

疲労き裂進展試験はき裂発生から破断までの疲労き裂進展特性を評価する試験です。FEM解析を併用し、溶接欠陥等の内在する欠陥、探傷検査で発見された欠陥からの疲労き裂進展による破断寿命評価の基礎データとしても用いられます。
ASTM E647等の規格に準拠し、き裂進展速度(da/dN)と応力拡大係数範囲(ΔK)の関係、疲労き裂進展下限界ΔKthを求めます。  

高温き裂進展試験機の外観


高温き裂進展試験機

疲労き裂進展疲労試験(FCGR試験)の適用分野

鉄鋼材料、アルミニウム、チタン等

装置仕様

試験機 電気油圧サーボ疲労試験機
容量 50kN、100kN
温度 室温、200°C~1000°C
制御方法 開口変位、背面ゲージ法によるコンプライアンス法、クラックゲージ法
加熱方法 電気炉
環境 人工海水等の腐食環境の対応

疲労き裂進展試験における各種計測方法

109-2
(a)背面ゲージ法
109-3
(b)開口変位法

(c)クラックゲージ法

サンプルの仕様

CT試験片、3点曲げ試験片

得られるデータ

対象材料のda/dN-ΔK曲線が求まります。

da/dN-ΔK曲線の例

da/dN-ΔK曲線の例

公的規格

ASTM E647準拠

関連する技術

関連する分類

ページトップ お問い合わせ