小型クランクプレス機を利用した成形性・耐久性評価
小型クランクプレス機を利用した成形性・耐久性評価とは
素材の材質変更や形状変更で問題となる金型を模擬した小型モデル金型による耐久性や被加工材の性状/品質変化を調査することが可能です。1回ごとの評価からコイル材を使用した連続成形(約10万回)に対応できます。ご指定のプレス回数での金型の変化(外観、摩耗、凝着、欠損など)や被加工材の品質(寸法、断面性状など)を調査することで、時系列での変化を把握することが可能です。
80TONクランクプレス機の外観

小型クランクプレス機を利用した成形性・耐久性評価の適用分野
- 自動車分野
 - 試作・量産金型を模擬した小型モデル金型での耐久性評価
 - 被加工材の成形性/品質変化の評価
 - 各種機能を組み込んだモデル金型の評価
 
装置仕様
| 装置名称 | 80TONクランクプレス(アマダ TP-80C) | 
| ストローク長さ | 180mm | 
| ストローク数 | 40~70SPM(SPM:Shot Percent minute=shot数/分) | 
| ダイハイト | 350mm | 
| スライド調整量 | 80mm | 
| ボルスター寸法 | 1000mm×600mm | 
| ダイクッション | 有 | 
| アンコイラーレベラー | 有 材料幅 25-250mm 材料厚 0.4-2.3mm | 
| ロールフィーダー | 有 材料幅 20-300mm 材料厚 1.0-2.3mm | 
事例;ハット形状 連続成形試験(~10万shot)
目的
- 新生産ライン上での連続生産を想定した金型鋼材選定中
 - 複数の鋼材で同試験を実施し耐久性の同列評価
 
評価対象
- 指定タイミングでの金型加工部位 外観観察
 - 指定タイミングでの金型加工部位 断面形状変化
 - 指定タイミングでの被加工材 採取・品質変化 など
 
試験構造概要

評価例(断面形状変化)
