小野式回転曲げ疲労試験

金属材料の丸棒試験片に、一定の曲げモーメントを作用させた状態で試験片を回転することで繰り返しの曲げモーメントを与えます。試験速度が最大3,600rpm(60Hz)であり高速ですので疲労試験を比較的短時間で実施することが可能です。

小野式回転曲げ疲労試験とは

小野式回転曲げ疲労試験とは、金属材料の丸棒試験片に、一定の曲げモーメントを作用させた状態で試験片を回転することで繰り返しの曲げモーメントを与える疲労試験です。試験速度が最大3,600rpm(60Hz)の高速であれるため疲労試験を比較的短時間で実施することができます。

小野式回転曲げ疲労試験機の模式図

試験装置外観

・最大曲げモーメント:100Nm,15Nm
・試験速度:最大3600rpm(60Hz)
・試験温度:最大800°C

試験片形状の例

採取データ例

試験片を複数本を用いて応力振幅と破断繰返し数の関係(S-N線図)を求めます。


S-N線図の例(S45C:回転曲げ疲労試験)

小野式回転曲げ疲労試験の事例

事例:変動荷重疲労試験

低応力(荷重)負荷と高応力(荷重)負荷を組み合わせた疲労試験が可能です。
原理は、重錘に代わり電動アクチュエータをプログラム制御する事により荷重を変動させることが可能です。
高応力条件σ1と低応力条件σ2を負荷する繰返し数n1,n2を任意に設定して評価します。

変動荷重疲労試験状況

変動荷重試験波形例

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