マイクロウェーブれんが厚み測定(マイクロレンジャー)

マイクロウェーブれんが厚み測定(マイクロレンジャー)とは

マイクロウェーブレンガ厚み測定装置(マイクロレンジャー)はレンガ厚測定用に開発されたFM-CW方式のマイクロ波厚み計です。当社は、本装置を使用したレンガ厚み測定サービスを提供しています。
アンテナからレンガ表面までの距離と、アンテナからレンガ裏面までの距離の差でレンガの厚みを算出します。マイクロ波方式なので素早く正確な測定が可能です。

マイクロウェーブれんが厚み測定装置(マイクロレンジャー)の外観


マイクロレンジャー

マイクロウェーブレンガ厚み測定の適用分野

耐火レンガ 厚みを測定し残厚を傾向管理

マイクロウェーブレンガ厚み測定の原理

周波数が時間に対して直線的に増加するマイクロ波をレンガに向けて送信すると、ある時間(t1)にある周波数(f1)で送信されたマイクロ波の一部がレンガ表面に反射して往復に要した時間(Δt)後に受信されます。一方、その時の送信波の周波数はf1からf2に変化しています。この時の送信波と受信波の周波数の差(Δf)が距離(d1)に比例します。

マイクロレンジャーは送信波と受信波をミキシングし、差の周波数を持った受信信号波形を取り出します。この波形をFFT(高速フーリエ変換)し、差の周波数を求めレンガ表面までの距離信号(d1)として出力します。同様に残りのマイクロ波がレンガを透過してレンガ裏面に反射してレンガ裏面までの距離信号(d2)として出力します。レンガの表面までの距離(d1)とレンガ裏面までの距離(d2)の差でレンガ厚(t)を測定します。この方式はFM-CW方式と呼ばれ高精度で距離測定が可能です。

装置仕様

マイクロウェーブレンガ厚み測定の事例

CDQ設備内筒レンガ厚み測定

レンガ表面までの距離信号(d1)とレンガ裏面までの距離信号(d2)との差でレンガ厚(t)を測定します。

測定イメージ

測定波形

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