耐熱データロガー
耐熱データロガーとは
耐熱容器に搭載することで高温炉内の温度計測を可能にする耐熱データロガーの販売を行っています。さらに、本ロガーを組み込んだ耐熱容器の製作・販売、ならびに耐熱容器を使用した高温炉内の温度計測作業も承ります。
耐熱データロガーの特徴
- 耐熱データロガーは、コンパクトなサイズ(20×8×70mm)です。
- 耐熱温度100°Cを有し、水蒸発熱利用の耐熱容器に適用可能です。
- 測定点数8チャンネル、14000点/チャンネルの記録が可能なメモリを搭載しています。
- 自己蓄積型と無線送信機能を併用した信頼性の高い記録方式を備えています。
耐熱データロガーの適用分野
高温炉(熱処理炉、加熱炉など)の炉内温度の測定
装置仕様
項目 | 概要 |
---|---|
耐熱温度 | 100°C |
測定チャンネル | 4点(オプションで最大8点まで) |
測定ピッチ | 1~999秒 (測定開始時刻遅延スリープ機能あり) |
内部記録点数 | 14,000点/チャンネル |
測定可能時間 | 11時間以上(スリープ機能を付加する事によって回路の消費電流を抑えます) |
温度センサー | スリープ機能を付加する事によって回路の消費電流を抑えます |
測定温度範囲 | 0~1,370°C |
無線方式 | 2.4GHz IEE802.15.4(通信速度250Kbps) |
無線可能距離 | 見通しの良い場所で約100m |
送信アンテナ | ロッドアンテナ (耐熱アンテナ開発中) |
受信アンテナ | 八木アンテナ、ダイポールアンテナ等 (フィールドテストにより決定) |
受信器 | PCとUSB接続します。データ転送速度は38.4Kbps |
測定イメージ

<無線の効果>
- リアルタイムで温度測定値が確認可能:蓄積型では、設置~測定終了後の取外確認まで収集状況が不明ですが、無線型の併用により動作状況の確認が可能になります。
- 内部記憶メモリーが節約可能:必要のないデータの収集は行わないように、無線でのコマンド送信により測定の開始動作が可能です。
- 温度測定値の収集を確保:焼損等のトラブル時、焼損時点までのデータを無線通信により収集可能です。
耐熱ケース:別途ご相談(耐熱 1,300°C:4時間、900°C:8時間 等)
