天井クレーン走行軌条点検( スマートレールスキャン)
天井クレーン走行軌条点検(スマートレールスキャン)とは
天井クレーン走行軌条点検(スマートレールスキャン)では、超音波探傷によって、天井クレーンの走行レール頭頂部の摩耗状態把握とレール柱部のき裂検出を同時に実行できます。軽量・小型の装置で、様々なレール形状に対応可能です。
装置の販売だけでなく、本装置を用いたレール点検作業も承ります。
天井クレーン走行軌条点検装置(スマートレールスキャン)
天井クレーン走行軌条点検( スマートレールスキャン)の特徴
- レール柱部のき裂とレール頭頂部の摩耗状態を同時に探傷可能です。き裂検出グラフと摩耗状態表示グラフを同時に表示します。
- 各種レールに対応可能です。例:CR100kg,74kg,73kg,50kg,37kg,22kg)
- 堅牢・軽量(約9kg)で片手で走査でき、高所での作業に最適です。
- き裂検出と摩耗状態のデータは、CSVファイルに変換可能です。エクセルでのデータ保存、解析が容易となります。
- 有償にて各種カスタマイズ対応が可能です。(例:表示画面レイアウト変更)
天井クレーン走行軌条点検( スマートレールスキャン)の原理
・超音波探触子をレール頭部表面に接触させ、頭部から超音波をレール内部に入射させます。入射した超音波は、レール底面で反射し、レール頭部表面まで到達し、検出されます。この検出された超音波信号を評価することにより、レール柱部のき裂検出や頭部摩耗状態表示を可能とします。
装置仕様
名称 | Smart Rail scan(天井クレーン走行軌条点検装置) | |
本体 | 型式 | S4-I |
サイズ(mm) | W330×D360×H1060 | |
重量 | 8.9kg(PC装着時) | |
超音波探傷器 | 探触子 | 5MHz φ10mm、φ20mm |
周波数帯域 | 0.54~18MHz | |
PRF | 100Hz~20KHz | |
ゲイン | 0~80dB(0.1dBステップ) | |
増幅直線性 | ±3%以内 | |
時間軸直線性 | ±1%以内 |