電磁気探傷システム
電磁気探傷システムとは
材料表面のきずを非破壊で検出するための電磁気(渦流・漏洩磁束)探傷システムを紹介します。
電磁気探傷システムの特徴
- オンライン、リアルタイム、高速で、材料表面のきずを検査可能
1.渦流探傷システム
コイルに交流電流を流し、金属材料表面に渦電流を発生させます。きずによって発生する渦電流の乱れを検出することで、きずを検知します。
貫通コイルや回転プローブにより、材料の様々なきずを検出します。
高感度で探傷するためのノイズ抑制コイルや磁気飽和コイルを提供します。

2.漏洩磁束探傷システム
数kHzの交流磁場を鋼材に印加することで、鋼材表層に磁束を集中させ、表面のきずを検出します。
渦流探傷と比較して、表面粗さや材料変質の影響を受けにくく、脱磁も不要です。黒皮材などの探傷に適しています。

3.鍛造部品検査機
- 鍛造工程で発生する割れや押込みきずを渦流探傷で全数検査します。
測定対象 : フランジナット、フランジボルト - 処理能力 : 100個/分
- 検査項目 : 割れ、打痕、欠損、突起
- 検査箇所 : フランジ部の座面、ツバ外周
- きず検出能力 : 0.3mm深さ(S/N≧2)
