サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験
サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験とは
サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験とは、主に塗装や樹脂製品を対象とした劣化促進試験です。本試験により、太陽光や温度・湿度、降雨などの自然条件を装置を用いて再現し劣化を促進させ、材料・製品間での劣化状態や耐環境性の評価を行う事が出来ます。
サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験の特徴
上下4対のカーボンを放電させた時に発するカーボンアークは、太陽光に比べ350nm付近までの立ち上がりが近似しています。
また、350~430nm付近までの紫外部に強いエネルギーを有しており紫外線に対する評価として有効です。
サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験の適用分野
- 自動車
- 塗料
- ゴム
- プラスチック
サンシャインウェザーメーターによる促進耐候性試験方法
試料をサンプルホルダーに固定し回転させながら、カーボンを光源として照射するとともに、試験槽内の温湿度制御および降雨を模擬した定期的なシャワー条件を組み合わせることで、実環境に近い条件下で劣化促進試験を行います。
装置仕様
測定光源 | サンシャインカーボンアーク |
放射照度 | 255W/m2(300~700nm) |
測定距離 | 光源中心から測定面まで480mm |
回転数 | 約1rpm |
温度制御 | ブラックパネル温度 63°C±3°C |
湿度 | 30~70±5%rh(照射のみの場合) |
サンプル仕様
- ・平板(W70mm×L150mm)の場合、69枚まで試験可能
※試験片形状等はご相談ください
公的規格
- JIS A 1415 高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法
- JIS B 7753 サンシャインカーボンアーク灯式の耐光性試験機及び耐候性試験機
- JIS D 0205 自動車部品の耐候性試験方法
- JIS K 5981 合成樹脂粉体塗装
- JIS K 6266 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム-耐候性の求め方
- JIS K 7350-4 プラスチック-実験室光源による暴露試験方法
-第4部:オープンフレームカーボンアークランプ
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水腐食
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