ダイオキシン類の分析

ダイオキシン類の分析とは

一般環境大気、大気降下物(降下ばいじん)、公共用水域の水質、底質、土壌、排出ガス、ばいじん及び燃え殻、工業用水・工場排水、作業環境、水道原水及び浄水、水生生物など各媒体のダイオキシン類分析、調査を当社では承ります。事業環境の課題、原因調査についてもご相談に応じます。


高分解能ガスクロマトグラフ-質量分析計

ダイオキシン類

ダイオキシン類とは、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDDs)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)、およびダイオキシン様PCB(DL-PCB)の総称であり、環境中では様々な状態で存在しています。

4塩素化ジベンゾフランの分析チャート

臭素系難燃剤と臭素化ダイオキシン類

臭素系難燃剤は家電製品等に使用されているプラスチック、ゴム、織物などの可燃性物質に添加して、燃焼速度の減少または抑制させるために使用される臭素化合物です。代表的な臭素系難燃剤に、PBDEs(ポリブロモジフェニルエーテル)、PBBs(ポリブロモビフェニル)、TBBPA(テトラブロモビスフェノールA)およびHBCD(ヘキサブロモシクロドデガン)があります。

臭素化ダイオキシン類とは、ダイオキシン類(塩素化ダイオキシン類)の骨格に、臭素が任意に結合した物質の総称です。臭素系難燃剤の製造工程、または臭素系難燃剤を含有した製品を燃焼すること等で生成されます。

実績のある主な試料の種類

試料の種類 必要な試料の採取量
大気 環境大気 約1,000m3 (24時間または1週間で採取)
排出ガス 約3m3 (4時間の等速吸引で採取)
水質 公共用水域水質 約12L (ガロン瓶×4本)
地下水質
排出水 約3L (ガロン瓶×1本)
工業用水
下水
水道原水及び浄水 原水は200L、浄水は2,000L (浄水は24時間で採取)
水底の底質 約500g
水底の底質(溶出量) 約500g
土壌 約500g
降下ばいじん (大気降下物) 1か月間で採取
水生生物 約250g (3個体以上)
ばいじん等 (ばいじん、燃え殻) 約150g
産業廃棄物 (ばいじん、燃え殻、汚泥) 約150g
産業廃棄物 (廃酸または廃アルカリ) 別途ご相談ください
作業環境 ガス状物質及び粉じん状物質 (2~4時間で採取)
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