文化財の分析調査

当社では、さまざまな文化財について、最新の技術手法と科学的分析調査を通じて学術的・歴史的な調査研究のお手伝いをさせていただきます。調査対象は、鉱滓(スラグ)等の鉄や銅生産に関わる遺物をはじめとして、各種鉄器類や青銅器、銅鏡、銅剣などの銅製品、ガラス玉、鉛玉、漆喰、琥珀、塗料、顔料など多岐にわたります。
長年、文化財研究所、埋蔵文化財センター、文化財保存協会、大学、教育委員会、地方公共団体よりご依頼を頂き、調査実績を多数有しております。遺跡出土品・文化財の調査は是非お問合せください。

文化財分析調査の調査対象品

1.古代~近世の鉄・銅生産関連遺物

鉄滓・鉄塊(製鉄~鍛冶)、銅滓・銅塊、炉壁・羽口、取鍋・坩堝、鋳型等

2.鉄製品

鉄鎌、鋤鍬先、鉄鍋、鉄剣、鉄刀、鉄鉾、鉄斧、鉄鑿、鉄釘など

3.青銅(銅)・黄銅・鉛製品

銅鏡、銅剣、銅銭、相輪部材、銅釘、飾金具、鍋、香炉、ジーファー(簪)、鉛玉等

4.近代産業遺産に関わる金属製品や耐火物

建築・構造部材(板・ボルト・ナット・釘など)、レール、煉瓦等

5.その他

ガラス玉、漆、塗料、顔料、琥珀、漆喰、文化財雰囲気ガス など

分析調査方法

多種多様な対象品に対し、調査目的にあった分析装置、手法を選択して調査いたします。
非破壊分析、微小試料、サンプリングについてもご相談ください。

  1. 成分組成を調査する方法:化学分析;ICP-AES、ICP-MS、GC-MS、蛍光X線、EPMA、EDS、IR等
  2. 化合物形態を調査する方法:X線回折(XRD)、XPS、ラマン分光等
  3. 局所的元素分布を調査する方法:EPMA、EDS、AES等
  4. 形態、構造、金属組織を調査する方法:X線CT、X線透視、SEM、三次元計測、光学顕微鏡等
  5. 含鉛試料の原料の産地を推定する方法:鉛同位体比分析

参考技術資料


*主なご依頼元
文化財研究所、大学、教育委員会、文化財センター、文化財保存協会、博物館、地方公共団体 など

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