コンクリート構造物の非破壊検査・診断
KK-0038
1.概要
高速道路、トンネル、ダム、建築物などのコンクリート構造物は、設計で期待されている性能を確保するた めに、適切な検査を行う必要があります。日鉄住金テクノロジーはコンクリートや鉄筋について各種の検査 を行ない、構造物の健全性を診断しています。
2.検査方法
1.コンクリート内の鉄筋配置の調査、配管や電線配置の調査、空洞の調査
(1) 電磁波法(レーダー法)
(2) 電 磁 誘 導 法
2.コンクリートの劣化診断
(1) 外観・割れ : 目視観察、CCDカメラ
(2) ひびわれ深さ :(超音波回折法、超音波表面波法)
(3) 圧縮強度 : (シュミットハンマー法、コア採取法)
(4) 中性化 : (フェノールフタレイン法)
(5) 塩化物測定 :(全塩化物および可溶性塩化物化学分析)
(6) EPMA分析 :(元素分布分析)
3.鉄筋の腐食進行状況調査、診断
(1) 鉄筋腐食 : 鉄筋腐食センサー(弊社開発 : 2重対極式交流インピーダンス法、自然電位法)
4.CFT(外層が鋼材、内部がコンクリート)部材
(1) 内部コンクリートの充填状況 : 超音波法
3.検査手順
1.鉄筋配置調査
2.コンクリート劣化診断
3.鉄筋腐食診断
