ガス腐食試験

HRM-1907

1.ガス腐食試験の重要性

大気中には排気ガス等から由来する H2S, SO2 , NO2 ,Cl2 ,O3 等の腐食性ガスが存在しています。
電子機器の劣化要因の一つである腐食は、腐食性ガス等の周辺環境の影響を受け、特に、電子機器の部品が微細化・薄膜化するに従い、影響を及ぼす腐食性ガス濃度の下限が低下する傾向にあります。
当社では、幅広い濃度範囲に対応したガス腐食環境を再現する試験機を保有しており、電子機器以外にも様々な素材を対象に、実環境再現試験や促進試験を実施するとともに試験後の試験片を多様な手法で解析いたします。

ガス腐食に関する技術紹介はこちらから

2.低濃度(ppb)レベルガス腐食試験機

H2S, SO2 , NO2 ,Cl2 ,O3ガスの実環境再現性試験が可能です。
それぞれを混合しての試験も可能です。

温度範囲 20~50°C(±0.5°C)
湿度範囲 75~95%RH(±5 %RH)(槽内温度:25°C以上)
50~95%RH(±5 %RH) (槽内温度:40°C以上)
濃度範囲 H2S:5ppb ~ 250 ppb
Cl2:5ppb ~ 250 ppb
NO2:50 ppb ~ 2500 ppb
SO2:50 ppb ~ 2500 ppb
O3:300 ppb ~ 6000 ppb
低濃度(ppb)レベルガス腐食試験機

詳細は、HRM-1610「低濃度( ppbレベル)ガス腐食試験」をご参照ください。

3.高濃度(ppm)レベルガス腐食試験機

H2S, SO2 , NO2ガスの腐食促進環境下での試験が可能です。
それぞれを混合しての試験も可能です。

温度範囲 室温~50°C (±1°C)
湿度範囲 60~95 %RH (±5 %RH)
濃度範囲 H2S:1ppm ~ 30 ppm
NO2:1ppm ~ 20 ppm
SO2:1ppm ~ 30 ppm
高濃度(ppm)レベルガス腐食試験機

詳細は、HRM-1906「高濃度( ppmレベル)ガス腐食試験」をご参照ください。

4.対応可能試験例

低濃度用

高濃度用

5.試験後の解析手法

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