ガス腐食試験の紹介

HRM-1905

1.概要

大気中には、排気ガス等から由来する硫化水素H₂S、二酸化硫黄SO₂、二酸化窒素NO₂、塩素Cl₂の他、大気中で発生するオゾンO₃などの腐食性ガスが存在しています。部品・機器が使用される環境によっては、このようなガスにより腐食されることがあります。このような環境を模した試験として、 IEC、JIS、ISO、ASTM等様々な規格でガス腐食試験方法が規定されています。

当社では、低濃度(ppbレベル)と高濃度(ppmレベル)のガス腐食試験機を保有しており、各種ガスの単一及び、混合ガスでのガス腐食試験が可能です。(試験条件はご相談下さい。)

ガス腐食に関する技術紹介はこちらから

		低濃度用	高濃度用
装置名		定流量フロー形ガス試験機GH-180VL	ガス腐食試験機 GS-4型
装置名		((株)山崎精機研究所製)	(スガ試験機(株)製)
装置外観
温度範囲(°C)		20～50(±0.5)	室温～50(±1)
相対湿度(%RH)		75～95(±5) (槽内温度25°C以上)	60～95(±5)
相対湿度(%RH)		50～95(±5) (槽内温度40°C以上)	60～95(±5)
温湿度調整可能範囲
濃度範囲	H₂S	5ppb～250ppb	1ppm～30ppm、左記範囲外はご相談下さい
	NO₂	50ppb～2500ppb	1ppm～20ppm、左記範囲外はご相談下さい
	SO₂	50ppb～2500ppb	1ppm～30ppm、左記範囲外はご相談下さい
	Cl₂	5ppb～250ppb	対応不可
	O₃	300ppb～6000ppb	対応不可
槽内寸法		幅500mm、奥行500mm、高さ700mm	幅380mm、奥行380mm、高さ140mm
試験槽入口寸法		幅350mm、高さ430mm	幅380mm、奥行380mm、高さ140mm
耐荷重		20kg	3kg
参照テクニカルレポート		HRM-1610 低濃度( ppbレベル)ガス腐食試験	HRM-1906高濃度( ppmレベル)ガス腐食試験

2.PDFダウンロード

HRM-1905 ガス腐食試験の紹介(PDF)