熱流体解析
熱流体解析とは
流体が関与する様々な製造プロセスの現象を、お客様のニーズに合わせた物理現象を組み込んだ数値計算によりシミュレーションします。製造プロセスの開発・設計・改良、メカニズム解明、技術の効果評価・予測等を支援します。
流体が関与するプロセスについて、鉄鋼、非鉄、環境、自動車、半導体等、幅広い分野に適用することができます。
◆大規模流体数値シミュレーション
・乱流・混相流・自由界面、伝熱、熱応力変形解析などと連成した流体計算
・複雑形状プロセスの大規模流体計算
◆マルチフィジックス解析
・流動と伝熱、燃焼・反応、溶融・凝固、分散相・凝集、電磁力等の各種物理現象との連成計算
熱流体プロセスの解析ツール
- 主として商用コード Ansys Fluent をベースに機能拡張した解析ツール
流体系解析の主流手法;有限体積法
熱流体解析の事例
事例1:精錬容器内のガス撹拌
溶けた鉄を鍋で精錬や清浄化する際に、ガスを吹き込んで撹拌します。
高分解細密メッシュのモデルによって、エンジニアリング活用に耐える高精度な自由界面を含む気液2相流解析を実現しています。
事例2:高炉吹き込み用熱風炉
高炉に吹き込む熱風炉内で、ガスが高温まで加熱されて高炉の吹込み口へ流れていく様子をシミュレートしています。動画では、流れを流線で表し、温度は流線の色で表しています。温度の低い青色のガスが黄色から赤色になって高炉へ吹き込まれます。
事例3:高炉から出た樋内の溶鉄流れ
高炉の下部から出た溶鉄はスラグ(鉄以外の鉄鉱石成分が溶けたもの)と樋の中で比重差により分離されます(上部:スラグ、下部:溶鉄)。高温の2液相流れの解析により流れ場と温度場を可視化し、設備の改善検討に役立てます。
事例4:回転炉床でのダスト処理
製鉄プロセスで発生したダストの一部は、回転炉床というプロセスで加熱・還元されて鉄原料として再利用されます。炉内のバーナー燃焼や輻射を含む計算により、温度分布を推定しています。