重油・軽油・石炭等の原燃料の各種性状試験及び含有量分析
STE-2101
1.概要
当社では、重油、軽油、石炭などの原燃料の分析調査を承ります。原燃料分析では、水分、揮発分、全硫⻩量等の一般的な原燃料の含有成分に関する分析調査の他に、密度、流動性、引火点、発熱量等の燃料の物性評価に関する試験を実施項目があり、当社ではさまざまな試験項目に対応が可能です。代表的な対象試料と評価項目、試験装置の一例をご紹介いたします。
消防法の第二類、第四類の試験項目にも対応いたします。
2.主な試験項目
固体試料
・水分 ・恒湿水分 ・灰分 ・揮発分 ・固定炭素 ・全硫⻩分
・るつぼ膨張係数(ボタン指数)
液体試料
・水分 ・灰分 ・密度(比重) ・残留炭素 ・動粘度及び粘度 ・反応試験 ・水泥分
・全酸価 ・きょう雑物(ミリポア重量) ・流動点 ・ケルダール窒素
・色相(ASTM色) ・凝固点 ・pH ・導電率
・引火点(クリーブランド開放式、タグ密閉式、ペンスキーマルテンス密閉式、セタ密閉式)
その他
・発熱量 ・塩素・硫⻩・TOX(全有機ハロゲン)分析 ・元素分析(CHN分析) ・金属分析
・陰イオン分析
3.試験分析装置の一例
全有機ハロゲン分析装置(TOX計)
試料をボートに乗せ、石英燃焼管内で燃焼させ、発生した塩化水素や二酸化硫⻩を吸収液に吸収後、電量滴定法により 高感度・高精度測定します。
環境水や工場排水及び排ガス等についても対応可能です。

元素分析装置
固体及び液体試料を完全燃焼させて発生した気体を成分ごとに分離し、高精度に測定します。
本装置等により、炭素、水素及び窒素について、0.1〜100%の広い範囲での測定が可能です。

引火点試験機(セタ密閉式装置)
試料を規定の温度で昇温させ、種火を近づけた時に燃焼が起こる最低の温度(引火点)を測定します。
(-20〜100°Cまで測定可能)
弊社では、写真のセタ密閉式以外にも各種引火点範囲等に対応した引火点試験機を保有しています。
