温湿度サイクル試験による環境促進試験
HRM-1601
1.概要
電気・電子部品は、金属、樹脂等の複合材料が組み合わさった製品です。したがって個々の部品が高信頼 性であっても、 構成材の温度による膨張率の違いにともなうゆがみやずれ、水分の呼吸作用による腐食等の 不具合が発生することがあります。
温湿度サイクル試験は、製品が温度や湿度の変化にどれくらいの耐性があるかを確認する環境促進試験 のひとつです。 製品の使用環境に合わせた様々な温湿度パターンの設定が可能です。
(例. JIS C 60068-2-38 「環境試験方法-電気・電子-温湿度組合せ (サイクル) 試験方法」)
特徴
- 広範囲な温度 (-40°C~+180°C)サイクル試験が可能 ・・・設定温度到達時間を制御
- 温度湿度サイクル試験が可能 ・・・温度と湿度の複合制御(湿度:20%RH~98%RH)
適用例
電子部品、電気製品、金属製品、繊維製品 樹脂製品など
2.装置仕様
メーカー | 株式会社 カトー |
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機種 | 低温恒温恒湿器 SSE-44TX-A |
温度範囲 | -40°C~+180°C |
湿度範囲 | 20%RH~98%RH |
温度上昇時間 | -40°C~+180°Cまで80分以内 |
温度下降時間 | +20°C~40°Cまで60分以内 |
試験槽内寸法 | W600×H800×D600mm |

3.温湿度サイクル試験パターン例
試験パターンは以下のように、 お客様のご要望に応じて、組み合わせることができます。
