X線残留応力測定装置のご紹介
HNM-2102
1.概要
残留応力とは外力を除去した後でも物体内に存在する応力であり、疲労強度に関わります。
一般的に、引張の残留応力はき裂を開口させるため悪影響を及ぼしますが、圧縮の残留応力はき裂を閉口するため、疲労強度を向上させます。このように残留応力は強度に対して非常に重要な因子です。本レポートでは、X線回折を用いた残留応力測定装置と測定事例をご紹介します。
2.装置仕様等
*両装置とも現地作業が可能

3.測定事例
4点曲げにおけるひずみゲージ法との比較

浸炭、ショットピーニング処理歯車の深さ方向残留応力分布測定
