微小部X線回折法による物質の同定

FTM-1632

1.概要

X線回折測定は物質の同定を行うにあたり、非常に優れた方法ですが、一般的なX線回折測定は数cmオーダーの試料が対象となります。
当社では通常のX線回折装置よりも微小な数mm~サブmmオーダーの試料を測定できるX線回折装置を所有しており、応用分野は微量試料、精密部品、微小な異物や付着物の分析など多岐にわたります。

X線回折法(XRD)の技術紹介はこちらから

2.装置仕様

X線源 Cu管球、Co管球
コリメーター 0.2mm~0.05mm
検出器 2次元検出器

3.試料情報

測定領域 ~0.1mm
設置可能試料サイズ 20cm×20cm×5cm以内。それ以上のサイズはご相談ください。

4.測定事例:電子基板の分析

微小部XRDにより、電子基板中の精密部品1個を狙った分析を行いました。
周辺の材質の影響を受けることなく、1mm程度の部品の材質の同定ができました。

微小部X線回折パターン

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