メタルウェザー(メタルハライドランプ)による促進耐候性試験

AMM-2006

1.概要

太陽光・温度・湿度・降雨などの自然環境下における部材使用での劣化抵抗を評価する耐候性試験には、屋外での暴露試験の他に、人工光源を用いた促進耐候性試験があります。

促進耐候性試験では目的に応じ様々な光源が用いられます。本レポートでは、極めて高い紫外線出力により高い促進性を発現でできるメタルウェザー(メタルハライドランプ)を光源とする促進耐候性試験をご紹介します。

超促進対候性試験(メタルウェザー)に関する技術紹介はこちらから

2.メタルウェザー の特徴

◆ 紫外線出力の極めて高い、メタルハライドランプを光源として使用
◆ 高い促進性で試験時間を大幅に短縮可能
◆ フィルタを交換する事で、太陽光に合わせた波長条件(295~780nm)、紫外光のみの波長条件(295~430nm)に対応可能
◆ 光以外の劣化因子(熱、湿度、結露)を任意に条件設定可能
◆ ブラックパネル温度(BPT)で温度コントロール

メタルウェザー の特徴

3.装置仕様

機種 METAL WEATHER KU-R4Ci-A (ダイプラ・ウィンテス株式会社製)
測定光源 水冷式メタルハライドランプ
放射照度 50~1000 W/m2※波長域(295nm~780nmまたは295nm~430nm)
測定距離 光源中心から測定基準面まで280 mm
サイクル 照射・結露・暗黒(レスト)の組み合わせ
シャワーリング モード任意設定可
湿度範囲 30%RH~98%RH (30°C~85°C)
温度制御 照射時; 30°C~85°C
暗黒(レスト)時; 5°C~100°C
有効照射面積 200 mm×400 mm

試料形状、試験片加工、試験条件等はご相談下さい。

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