鋼管柱の腐食・劣化調査手順
KK-0033
1.腐食・劣化調査の特徴
(1)屋外で使用されている鋼管柱の腐食・劣化状況を調査します。(道路の信号柱・標識柱・照明柱、公園・球場等の照明柱、無線柱)
(2)目視による外観調査、ハンドUTによる定点板厚測定やPA-UTを用いた板厚マッピング、エンコーダを用いたUTによる連続板厚測定、電磁膜厚計による亜鉛メッキや塗膜厚さを測定して調査します。
(3)点検口を有する鋼管形式の場合内部を観察して雨水が溜まっていないかの確認、必要に応じてファイバースコープによる観察を実施します。
(4)基部にリブを有する形式で亀裂の発生が懸念される場合はPTやMTによる調査、アンカーボルトで固定されている形式の場合は、UTによるアンカーボルトの折損調査を実施します。
(5)高所の外観調査やUTによる板厚測定にはドローンも活用できます。
2.目視調査と各種非破壊試験を組み合わせた調査手順

