真空紫外-1光子イオン化-飛行時間型質量分析装置(VUV-SPI-TOFMS)による排ガス中微量有機分子のリアルタイム分析例
FTM-1623
1.概要
本装置は、イオン化に真空紫外レーザー(波長:115nm)を用いた飛行時間型質量分析装置で下記の特徴を有しており、燃焼排ガス、大気環境、プロセスの終端探索に適しています。
- 1)有機分子を壊すこと(フラグメント)なく検出することが可能
2)煙道接続等により、リアルタイム・オンサイト分析が可能 - 3)可搬型の為、車載することで大気環境等の移動測定が可能
- 4)測定対象は気体および、固体・液体からの揮発成分(R.T.~100°C)
真空紫外-1光子イオン化-飛行時間型質量分析計(VUV-SPI-TOFMS)の技術紹介はこちらから
2.装置仕様
真空紫外イオン化飛行時間型質量分析装置
質量範囲 | 14~500 amu |
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測定間隔 | 1~60sec |
定量下限 | 約2ppb~(分子種による) |
3.シャーシダイナモ計測の試験条件

測定場所 | (独)交通安全環境研究所 |
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測定車 | 3ton車 ポスト新長期適合車 |
走行モード | JE05(コールドスタート) |
測定対象物質 | 多環芳香族(ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン等)、NOx、他 |
4.測定結果例
