スパーク放電発光分光分析法による鋼材の迅速高感度分析
HRM-1603
1.概要
スパーク放電発光分光分析法では、鋼材を固体あるいは板状のまま分析することができます。19成分の定量値が高感度・高精度かつ短時間で得られます。
・分析試料形状の目安(平面として) :15mm角、15mmφ、厚み10mm以上
※薄板試料の場合、試験片の加工についても、ご相談ください。
2.分析可能成分と定量下限(鋼材の場合)
分析成分 | 定量下限(mg/kg) |
---|---|
Ti,Al,B,La,Ce,Ca | 1 |
C,Si,Mn,P,S,Cu,Ni,Cr,Sn,As,V,Mo,Nb | 10 |
3.測定原理
分析試料と発光電極(W:タングステン)間でスパーク放電させ、励起発光した光(輝線スペクトル)を回折格子で分光し、スリットを通して分析成分毎の光強度を検出器(光電子増倍管)で測光し、各成分の定量値を検量線から算出します。
