破損原因解析

製品や生産設備、構造物などにおいては、本来、ある想定使用期間では破壊しない様設計されているはずが早期に損傷する場合があります。それらの破損事故を事前に防止することも重要ですが、不幸にして発生してしまった場合、その原因を追求・解明し対策を講じることが事故の再発防止上、重要となります。

また、損傷調査結果を設計にフィードバックするなど、信頼性向上を目指す上でも参考となります。

私たちは、迅速・適確な"事故調査"を行います。そして、調査結果に基づく適確な対策を提案致します。

1.事故原因の解明

一般的な事故調査の手法は、下記のステップで実施致しております。

  • 事故原因の解明フロー

    事故原因の解明フロー

2.応力・腐食条件の再現・検証試験

推定原因の再現・検証のため、所定の応力・腐食条件下での検証試験を行うことも可能です。

 ・JIS等の規格による応力・腐食試験

 ・弊社所有の実体評価試験機を用いた評価試験

 ・専用治具、試験片、試験装置の新規製作、及びその評価試験

 を、お客様のご要望に合わせて検討します。

3.改善、対策の提案

対策として下記のようなステップが考えられ、それぞれのステップでご提案致します。

  • 材料の適正選定
  • 製造工程・品質管理の改善
  • 設計変更
  • 再現試験の提示

4.調査例

自動車用部品(ボルト、丸棒、ピストン、ギア、マフラー、フレーム等)の破損原因調査

マフラー加工割れ調査、プレス割れ原因調査、亜鉛めっき剥離原因調査

蒸気配管腐食原因調査、蒸気配管腐食原因調査