落下や衝突による構造物や加工材料の変形や応力・ひずみの動的挙動解析が可能です。
また、構造物の振動問題に対する固有値解析、周波数応答解析、過渡応答解析などの実施も可能です。
3つの落下姿勢条件に対して、落下した携帯電話が地面に衝突するときの応力挙動を解析した。
最左の姿勢条件で、液晶画面部に最も大きな応力が発生した。
長手方向に初速を与えた縞鋼板が、変形体の押付けによる抵抗によって、減速、停止する挙動を解析した。
グラフは、縦軸に縞鋼板の移動距離、横軸に時間を取ったものである。
移動距離の時間変化が徐々に小さくなり、縞鋼板が徐々に減速することがわかる。
また、移動距離が一定値になることが、縞鋼板が停止したことを表す。
飲料缶に初速度を与え、落下させた時の変形状態を検討した。
飲料缶の変形状態やひずみ分布の時間変化が観察できる。
ただし、缶中の液体の動きは考慮しておりません。
同一の大きさで、同一材質の3つの金属球をワイヤーで吊るしたモデルを作成した。
右端の金属球を 45°の位置から自由落下させ、以降の金属球の挙動を解析した。
球の動きと速度変化
金属球の高さによって速度が変化し、位置エネルギーと運動エネルギーが入れ替わる様子がわかる。
また、金属球の衝突時において、衝突した側の球は減速し、被衝突側の球は加速する。
衝突時における球中の弾性応力波
金属球の衝突時に、応力が発生する様子が観察できる。