スーパーキセノンウェザーメーター
自然界では長時間要する耐候性・耐光性試験を、短時間で実施する促進試験が可能です。促進耐候性・耐光性試験とは、太陽光・温度・湿度・降雨などの屋内外の条件を人工的に再現し、劣化を促進させ、いち早く製品・材料の寿命を予測することを目的としています。
装置の特徴
- 人工光源キセノンランプを使用(太陽光の紫外・可視部の分光放射照度分布が極めて近似した光源)
- 太陽光に近似した人工光を照射、断続した水の噴霧
- 自然界では長時間要する試験を、促進で短時間で耐候性・耐光性試験が可能
- 屋外暴露との相関に優れ、各界で最も広く使用されています
- 本体用受光器(EC)で受光し、希望の放射照度になるように電力をコントロール
- ブラックパネル温度(BPT)・試験槽乾球温度で温度コントロール
装置仕様
測定光源
水冷式7.5kWキセノンアークランプ
放射照度
60W/m2~180W/m2(300nm~400nm)
測定距離
光源中心から測定基準面まで290mm及び324mm
試料回転枠
回転数・・・2rpm
湿度範囲
湿度30%RH~95%RH(±5%RH)
温度制御
(ⅰ)試験槽乾球温度(単独制御)20℃~80℃(±1℃)
(ⅱ)ブラックパネル温度(単独制御)50℃~95℃(±1℃)
(ⅲ)試験槽乾球温度&ブラックパネル温度の同時制御(SAE規格準拠)
試料枚数
70mm×150mmの平板で最大51枚
試料形状、試験片加工、試験条件等はご相談下さい。
スーパーキセノンウェザーメーター装置外観
試験条件例(関連JIS規格)
- JIS B 7754 キセノンアークランプ式耐光性及び耐候性試験機
- JIS D 0205 自動車部品の耐候性試験方法
- JIS H 8685 アルミニウム及びアルミニウム合金の着色陽極酸化皮膜の促進耐光性試験方法
- JIS K 6266 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム-耐候性の求め方
- JIS K 7350-2 プラスチック-実験室光源による暴露試験方法-第2部:キセノンアークランプ
- JIS L 0843 キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法 等
試験実績例
- 家庭用電力計
- 屋根材
- フィルム
- 樹脂製品・プラスチック製品
- 自動車用塗装鋼板等の塗装材
- 布製品 等