キャリア採用者
未経験からスタートし、
様々な資格取得に
挑戦しながら成長。
室蘭事業所(北海道室蘭市)
試験部 分析課 化学分析係 鉄鋼分析班
木暮 夕稀 2018年入社
前職では営業事務員などをしていましたが、結婚・出産後もばりばり働けるような会社を探して転職活動をしていたところ、社員の方経由で当社を知りました。福利厚生が充実しているか、残業代がつくか、有休や産休育休がとれるか、女性でも働きやすい環境があるかを重視していたので、当社は条件的にもぴったりでした。
異業種からの転職だったので、最初は職務内容を理解し慣れるのに苦労しました。しかしキャリア採用に関わらず、職場の皆さんが優しく丁寧に仕事を教えてくれ、温かく迎えてくれたので働きやすく感じました。
1年目から現在の職場に配属され、様々な分析業務を担当しました。主に鋼を試薬などで溶かして溶液にし、成分を分析する業務です。資格取得についても力を入れ、X線作業主任者取得を機に、試験所資格認定「ICP分析方法」「原子吸光分析方法」「吸光光度分析方法」、試験物取扱者乙種4類、品質管理検定3級など様々な資格を取得できました。
分析業務を行うなかで技能試験があるのですが、そこで高い評価をいただけたときなどは、自分の分析技術の成長を実感できるので大きなやりがいを感じます。
働く環境がとてもいいのも魅力です。建屋もきれいで、作業環境も整っています。コミュニケーション向上の一環として、下の名前で呼び合う風潮があるので、親しみやすさも感じます。福利厚生にも満足しており、社員が守られることを感じます。また、産休育休はもちろん、子どもが小学三年生になるまで時短勤務ができるので、育児と仕事を両立したい女性から見るととても心強いです。ワークライフバランスも充実できた分、心に余裕ができ、仕事に対する意欲も湧きます。
異業種から転職し、試作班の
副班長へ。技術伝承を
次の世代へつなぎたい。
関西事業所 阪神地区(兵庫県尼崎市)
試験部 尼崎試験課 試験確性係 試作試験班
矢倉 和樹 2010年入社
入社前はアパレル関係の出荷業務に携わっており、知り合いからの紹介で、当社(当時は前身会社の住友金属テクノロジー)の派遣社員になりました。試験分析についてはまったくの未経験だったので、最初は作業の流れを把握することに努めました。日本製鉄でつくられた鋼管の試験材となる部分から各試験片を採取するというのが主な業務で、尼崎試験課では一番上工程を担当していました。火力発電所などで使用される小径サイズの鋼管から各試験片(引張、硬さ、分析、ミクロなど)を採取するために、鋼管への罫書、刻印、材質確認、切断、搬出作業を実施。また切り分けられた試験材の加工のために、専門の各外注先に振り分け搬出するといったライン作業を行っていました。
その後、派遣社員から正社員へ。右も左も分からない私に優しく丁寧に指導してくれる先輩方のようになりたいという想いがありました。職場の雰囲気も和気藹々としていたのも魅力でした。また、派遣時代に身につけた専門的なスキルや経験を、もっと職場や会社のために生かし貢献していきたいと思い、入社を決めました。
扱う試験材のグレードも徐々に上がり、5年目からは後輩の教育や技能伝承なども任される立場になりました。職場の改善活動など自分が主体となって動けるようになり、先輩や上司にも認められて、さらにスキルアップの意欲が湧きました。7年目には他職場の応援として、出張や他工場へ出向き検査する業務を行うなど、他工場や日本製鉄と連携して作業をすることが増えました。9年目からは熱処理作業の業務を主に担当。試作班の副班長として、後輩のマネジメントや班長の補佐などに挑戦しています。今後もいままで以上に職場の信頼関係を築き、この人と一緒に仕事をしてよかったと思ってもらえるような人材になれるよう努力していきたいと思います。
様々な分析経験が
成長の原動力。最先端の
研究に携われる醍醐味。
東日本事業所 鹿島地区(茨城県鹿嶋市)
環境省エネ技術部 環境技術室 環境有機班
菅井 仁美 2009年入社
専門学校では環境問題・公害について学んでおり、土壌分析のアルバイトなどを経験後、少しでも経験を生かしたく2007 年に当社の派遣社員になりました。その2年後、正社員にならないかというお話をいただき、現在に至ります。派遣社員時から現在の部署におりますが、私の所属している班は個人ごとに作業内容が違い、ペース配分を自分で調整して集中して作業できるので、仕事しやすいというのが魅力でした。
派遣社員時代から、絶縁油中のPCB分析を主に担当しています。絶縁油の試験分析では、絶縁油の劣化度の判定や絶縁油交換の指標、異常の早期発見を行います。変圧器を安全に使用するために必要なものであり、万一の事故を防ぎ、暮らしの安全を守る重要な仕事です。
その後は、残留農薬分析、排水中のVOC(揮発性有機化合物)、悪臭物質(下水ポンプ場などの施設で発生する空気)の分析など、多岐にわたる環境測定に携わりました。分析を通じて、多種多様な業界や技術に触れることができ、部署によっては日本製鉄の最先端の研究にも携われるのが魅力です。
仕事の大小や内容に関係なく、納期までに報告できた際はやりがいを感じます。とくに残留農薬分析は、納期までの期間がタイトなので達成感があります。また作業中に疑問があった場合、自分で調べたりすることで、自分の知識となっていくので作業ごとに勉強になります。
後輩が増えてきたので、今後は自分が作業したことのある分析装置についてノウハウを教えたり、作業中にトラブルがあればサポートできるようになりたいと思います。