コンクリート中の空隙構造は、耐久性や水密性、強度等に影響を及ぼす要因となっており、その中で、気泡間隔係数は耐凍害性の優劣を判断する重要な指標となっています。一般に気泡間隔係数を200~250μm以下にすることで耐凍害性が著しく向上すると言われています。
気泡間隔係数の測定には従来の測定法では多大な時間と労力を要しました。
そこで、今回、画像処理技術を応用し、高精度で省力を可能にした「気泡間隔係数測定システム」を開発しました。
このシステムではASTM C457に定められた「リニアトラバース法」「ポイントカウント法」に加え、面積法による気泡間隔係数測定を一回の操作で行うことが出来ます。
面積法の詳細結果
出力例
面積法 | リニアトラバース法 | ポイントカウント法 |
---|---|---|
1.気泡数 | 1.横断気泡数 | 1.交点気泡数 |
2.平均粒径 | 2.平均弦長 | 2.平均弦長 |
3.比表面積 | 3.比表面積 | 3.比表面積 |
4.空気量 | 4.空気量 | 4.空気量 |
5.気泡間隔係数 | 5.気泡間隔係数 | 5.気泡間隔係数 |
【複数の画像入力方式をサポートしています。】
【画像加工やフィルター処理等、各種ツールを用意しています。】
ブラシによる加工
・画像上の不要部分または計測粒子境界部を塗りつぶすことが出来ます。
フィルター処理
・不要粒子削除,穴埋め,膨張・収縮等により計測対象を絞る事ができます。
【4種類の二値化処理を搭載しています。】
自動二値化
・判別法により閾値を決め自動で二値化します。
指定二値化
・しきい値の上限、下限を選択による二値化機能です。
手動二値化
・ビジュアルに閾値を確認しながら⼆値化します。
色調選択抽出による二値化
【データは階層構造で管理、測定結果を素早く検索し表示できます。】
管理情報一覧表
【パソコンとイメージスキャナの構成で測定が出来ます。】
【気泡間隔係数測定】
測定方法 | 全測定項目 |
---|---|
面積法 | 気泡間隔係数,気泡数,単位面積の気泡数,平均円相当径,総気泡面積,空気量,ペースト空気比,比表面積 |
リニアトラバース法 | 気泡間隔係数,横断気泡数,総弦長,平均弦長,空気量,ペースト空気比,比表面積,総トラバース長,ライン本数 |
ポイントカウント法 | 気泡間隔係数,交点気泡数,気泡ポイント数,ペーストポイント数,総トラバース長,平均弦長,空気量,ペースト空気比,比表面積,総ポイント数,ポイント間隔長 |
測定結果(出力関係) | ||
---|---|---|
サンプル毎の比較表 | (面積法、リニアトラバース法及びポイントカウント法) | <CSV形式出力><帳票印刷> |
各方法のサンプル一覧表 | (面積法、リニアトラバース法及びポイントカウント法) | <CSV形式出力><帳票印刷> |
気泡径分布表 | (面積法、リニアトラバース法) | <CSV形式出力><帳票印刷><EXCELグラフ> |
【共通処理項目】
OS
WindowsVista/7(32bit)/8(32bit)/10
CPU
Pentium以上(Pentium4以上を推奨)
メモリ
1GB以上を推奨
画像解像度
1280×800以上
HDD
1GB以上(3GB以上を推奨)
周辺機器
CD-ROMドライブ(インストール時必須),USBポートは1ポートあること
※WindowsVista/7/8/10は米国マイクロソフト社の登録商標です。
※Pentiumは、Intel Corporation(⽶国)の登録商標または商標です。
※外観・仕様・価格については、予告なしに変更する場合があります。
お問い合わせ先 |
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ご質問、体験版ソフト 御見積依頼等 TEL.0299-90-3425 FAX.0299-84-2566 |