黒鉛球状化率測定 Ver.3

新JIS、旧JIS(NIK)に対応した球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)の黒鉛球状化率測定、

CV黒鉛鋳鉄(コンパクテッド・バーミキュラ黒鉛鋳鉄)のISO規格及び2013年4月制定JIS規格対応の黒鉛球状化率測定ができます。

簡単な操作で測定が出来る上、測定結果レポートを自動作成します。

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黒鉛球状化率測定

新・旧JIS法対応の黒鉛球状化率測定,ISO規格・JIS規格対応のCV黒鉛鋳鉄の測定機能搭載

・JIS法(JIS G 5502,JIS G 5503),旧JIS法(NIK法)に対応した球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)の黒鉛球状化率

 測定に加え、CV黒鉛鋳鉄(Compacted Vermicular Graphite Cast Iron)の 国際規格・ISO16112に対応した黒鉛球状化率測定が可能です。また、2013年4月に制定されたJIS規格(JISG5505:2013CV黒鉛鋳鉄品)にも対応しています。

  • CV黒鉛鋳鉄の測定機能搭載

フェライト面積率・パーライト面積率の同時測定

・撮影画像に対してフェライト組織またはパーライト組織で判別しやすい方の組織を選択、測定すると両方の面積率が得られます。

  • ノーエッチ画像

    ノーエッチ画像

  • 矢印
  • 黒鉛面積率測定

    黒鉛面積率測定

  • エッチング画像

    エッチング画像

  • 矢印
  • フェライト面積率測定

    フェライト面積率測定

  • または
  • パーライト面積率測定

    パーライト面積率測定

  • パーライト面積率測定時、黒鉛を含みますが、結果を算出するときに黒鉛の面積を除きます。
  • パーライト面積率測定
  • パーライト面積率測定時、黒鉛を含みますが、結果を算出するときに黒鉛の面積を除きます。

『自動操作』機能による連続測定

・「自動操作」機能により最大5視野分の測定を連続的に実行できます。

・CCDカメラによる撮影の場合は、撮影箇所を決定すると測定が即実行されます。画像ファイルの読み込みも同様に対応しております。

  • 黒鉛球状化率測定の連続測定の処理過程

    上記:黒鉛球状化率測定の連続測定の処理過程(例)

黒鉛粒子測定結果(粒径分布)の解析

・黒鉛球状化率の測定後、個々の粒子の粒径分布情報が確認できます。この情報はCSVファイル形式で保存されていますので、EXCELにて読み込み、データ解析等ができます。

・データと測定した黒鉛粒子が連動しており、黒鉛粒子の形態分類(JISⅠ~Ⅳ・Ⅴ~Ⅵ、旧JIS Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ)、黒鉛粒子の大きさ、RSF(円形度係数)等が一つ一つ確認できます。

・介在物やゴミなどを捉えている場合、オペレータの判断で削除等の処理ができます。

  • 黒鉛粒子測定結果画面(オーバーレイ表示で測定した黒鉛粒子と除外した黒鉛粒子が一目瞭然)

    黒鉛粒子測定結果画面

    上記:黒鉛球状化率測定の連続測定の処理過程(例)

黒鉛球状化率測定前に活用できる画像処理機能

・画像の明暗調整、罫書き線などの修正、連結した黒鉛粒子の分離など、測定前に任意に画像処理を行う機能を搭載しております。

  • (画像加工例)連結粒子の分離

    (画像加工例)連結粒子の分離

  • (画像加工例)罫書き線の修正

    (画像加工例)罫書き線の修正

  • (色調補正画面)画像の明暗調整

    (色調補正画面)画像の明暗調整

様々な入出力をサポート

・入力:

JPEG、BITMAPなど各種画像ファイル形式のサポート

オプション機能として、ポータブル顕微鏡、CCDカメラからの撮影に対応。(弊社推奨機種)

・出力:

管理ナンバー毎に測定画像・粒径分布ファイル(個々の黒鉛の面積、周囲長など)が自動保存

ボタン一つで画像入り測定結果レポートの自動作成

レポートは帳票(印刷)・PDFファイル変換、EXCEL形式出力をサポート

【出力例】下のボタンをクリックすると出力例が表示されます。

黒鉛球状化率測定システム構成

・ご予算・目的に応じて、顕微鏡、CCDカメラ、パソコン等のシステム構築を承っております。

・ポータブル顕微鏡システムの構築も可能です。作業現場に持ち運びでき、その場で黒鉛球状化率の測定結果を確認できます。

・また、既存の顕微鏡をお持ちの場合は、写真直筒または接眼レンズがある大半の顕微鏡に弊社選定のUSBカメラを接続できます。すでにお手持ちの顕微鏡等の機材がありましたらご相談ください。

  • <ポータブル顕微鏡システム構築例>

    ポータブル顕微鏡システム構築例

    ソコン+ソフト+ポータブル顕微鏡

    マンホールの上に載せた例

  • <黒鉛球状化率測定システム構築例>

    黒鉛球状化率測定システム構築例

    パソコン+ソフト、カメラ、顕微鏡

黒鉛球状化率測定の機能一覧

ファイリング機能 ファイリング方式 管理№による階層方式
管理キーの桁数 年区分4桁+管理№6桁
保存管理№の数 無制限(パソコンの容量に依存)
最大サンプル数 200サンプル/管理№
管理情報の内容 年区分、管理№、測定サンプル数、測定者、測定日、タイトル
管理情報一覧表 既存の管理№データの選択,情報変更,データ削除,印刷,修復
測定条件 サンプルの条件 サンプル名,測定倍率(100倍を基準に設定),測定視野数,対象外粒径(15μm,20μmの規格など任意値),ミリ解像度
測定項目 粒子分類個数,黒鉛球状化率,粒数,平均粒数,黒鉛面積率,フェライト面積率,パーライト面積率
測定方法 旧JIS法(NIK法),新JIS法(面積比,真円度,円さ度),ISO16112(コンパクテットバーミキュラ黒鉛鋳鉄),JISG5505
測定視野数 1~5視野/サンプル
出力種別 黒鉛球状化率 プレビュー,印刷,Excel,CSV,粒径分布データ
条件設定 環境設定,Excel画像マーカ条件,サンプル情報定義,画像形式の選択
サポート処理 画像入力 TWAIN機器,カメラ(オプション),ファイル
測定結果 プレビュー表示,PDF出力,EXCEL出力,印刷
画像プレビュー 拡大、縮小表示,クリップボードコピー,印刷
画像表示選択 原画像表示,測定画像表示
手動操作or自動操作
データ削除 1画像単位
スタイル設定 ヘッダーフッター設定,画像マーカ有無,画像枠線設定,捺印欄設定,新JIS表示,旧JIS表示,ISO16112表示の選択,面積率計算方法設定
測定 画像表示 フィットorズーム
画像加工 ブラシ色 スポイトで抽出 or パレットで設定
ブラシ形状 矩形 or 楕円,ブラシサイズ 横×縦指定
色調補正 ベジェカーブ,レベル補正,濃度反転
2値化処理 対話式or自動
画像処理 膨張/縮退 穴埋め メディアン3×3 ノイズカット
計測 周辺除去有無
計測画像 2値画or原画,画像色,№文字色,文字サイズ(0~99)
自動計測処理,ファイルセーブ,ものさし測定
環境設定 ミリ解像度設定,シェーディング補正像撮影,アフィン変換,形状分類Vの開始係数

黒鉛球状化率測定Ver.3は下記の規格に準拠しております。

・黒鉛球状化率の算出はJIS G 5502:2001球状黒鉛鋳鉄品,JIS G 5503:1995オーステンパ球状黒鉛鋳鉄品に準拠

・フェライト面積率の算出はJIS G 5504:2005低温用厚肉フェライト球状黒鉛鋳鉄品に準拠

・CV黒鉛鋳鉄の球状化率の算出はISO 16112:2006,JIS G 5505:2013CV黒鉛鋳鉄品に準拠

動作環境

  • OS

    WindowsVista/7(32bit)/8(32bit)/10

  • CPU

    Pentium以上(Pentium4以上を推奨)

  • メモリ

    1GB以上を推奨

  • 画像解像度

    1280×800以上

  • HDD

    1GB以上(3GB以上を推奨)

  • 周辺機器

    CD-ROMドライブ(インストール時必須),USBポートは1ポートあること

    ※WindowsVista/7/8/10は米国マイクロソフト社の登録商標です。

    ※Pentiumは、Intel Corporation(⽶国)の登録商標または商標です。

    ※外観・仕様・価格については、予告なしに変更する場合があります。

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