成形解析事例

様々な種類の塑性加工について解析実績が御座います。

ハット形プレス成形解析

紫色の部品が下型であり、上型は半透明で表示している。

下型が上方に移動することで、上型と下型の間の薄板がハット形に成形される。

ハット形コーナー部にひずみが集中した。

成形品のスプリングバック解析

ハット形プレス成形解析後に、スプリングバックを解析した。

半透明の箇所が成形解析直後の形状である。

パイプの回転引き曲げ解析

「締め型」と「曲げ型」でパイプを挟み込み、回転させることで、パイプを伸ばしながら曲げる成形法である。

パイプの曲げ外側が赤く色付いており、高ひずみ状態となった。

また、この解析により、曲げ内側のシワ発生予測を行うことも可能である。

薄板のロール成形解析

回転する金型間に板材を通すことで、板幅方向の曲げ加工を段階的に行う成形法である。

目的の断面形状を連続的に加工することが可能のため、長尺製品の製造によく用いられる。

本事例では、凹凸形状が対にある「上型」と「下型」によって、薄板に2本の溝を成形した。

溝隅部のひずみ集中度合など、成形による応力分布やひずみ分布の観察が可能である。