高温電気抵抗測定(4端子法)

測定方法

試験片の両端に電流端子を接続し、一定の電流(I)を流した際の電圧降下量(ΔV)を電流端子間に接続した電圧端子にて計測します。

電気抵抗率(ρ)はオームの法則により求まる電気抵抗(R)と試料形状より算出します。

高温電気抵抗測定(4端子法)

オームの法則

ρ=R/l×S=(ΔV/I)/l×S

ρ:電気抵抗率(Ωm)

R:電気抵抗(Ω)

l:電圧測定端子間距離

S:試料断面積(m2

ΔV:電圧降下量(V)

I:電流(A)

装置および装置仕様

  • 測定装置:アルバック理工(株)製 TER-2000RH型
  • 測定方法:4端子法(JIS C2525 準拠)
  • 測定温度範囲:室温~1000℃
  • 測定雰囲気:真空中、大気中
  • 標準試験片寸法:3x2x60(mm)
  • 電流設定範囲:max 990mA

測定例

  • オーステナイト系ステンレス鋼
  • 電気抵抗率の温度による変化(オーステナイト系ステンレス鋼)

    図1 電気抵抗率の温度による変化(オーステナイト系ステンレス鋼)

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