断熱型比熱測定装置

比熱測定(断熱法)

  • 比熱測定(断熱法)

測定原理

測定試料が周囲に対して断熱である状態を維持しながら一定の熱量を与えた際の試料温度上昇を計測することにより、直接的に試料の比熱を測定する方法。

Cp=q×t/W/△T

Cp:比熱 (J/kg/K)

q:単位時間あたりの導入熱量 (J)

W:試料質量 (kg)

△T:上昇温度 (K)

t:△T上昇するのに要した時間 (s)

  • 断熱型比熱測定装置の構成概略

    図1 断熱型比熱測定装置の構成概略

  • ①試料

    ②試料ホルダ

    ③断熱容器

    ④外部ヒーター

    ⑤内部ヒーター

    ⑥断熱制御用熱電対

    ⑦スペーサ

    ⑧遮断板

    ⑨ベルジャ

装置及び装置仕様

  • 測定装置:アルバック理工(株)製 SH-3000M
  • 試料形状:約φ15mm×l30mmの容器に入る固体、粒体、粉体
  • 測定温度範囲:約100~800℃
  • 測定雰囲気:減圧不活性ガス(Ar)中

断熱法の測定例

  • 測定例(標準試料: Ni)

    図2 測定例(標準試料: Ni)

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