熱特性評価

有機材料および無機材料から金属材料まで、各種材料についての比熱・熱伝導率などの熱的特性についての試験・調査を行い、その物質が持っている熱に関する物性を一貫して評価することが可能です。

試験・分析項目一覧

熱特性評価に関する主な試験・測定項目を、測定方式によって分類しています。青文字表記の項目には詳細解説コンテンツがありますので、ご参照ください。

測定内容測定方法測定温度
界面熱抵抗 温度傾斜法
熱伝導率
-30℃ 150℃
熱線法
室温 1300℃
フラッシュ法
熱拡散率
-100℃ 1400℃

比熱容量

融解温度、変態温度、熱量測定

断熱法
100℃ 800℃
投下法
600℃ 1500℃
DSC(示差走査熱量測定)
-100℃ 1600℃
融解温度、変態温度、熱重量変化率 TG-DTA(示差熱-熱重量同時分析)
室温 1700℃

熱膨張・収縮量、

ガラス転移

押棒式
-180℃ 1700℃
TMA(熱機械分析)
軟化点
-130℃ 600℃
融解温度、溶流点 灰溶融性試験
室温 1670℃
ヤング率 自由共振法
室温 1100℃
片持ち共振法
剛性率
-170℃ 1200℃

測定温度*当社保有装置で対応可能な測定温度範囲

測定事例

対象内容
金属材料

・金属の高温酸化度合測定

・形状記憶合金の変態点測定

・合金の析出相温度測定

・線又は板材の熱膨張率測定

・低膨張合金の熱膨張率測定

・溶射皮膜の熱伝導率測定

・複合(多層)材の見掛けの熱伝導率測定(定常法)

・耐熱鋼の高温(>800℃)比熱測定(ドロップ法)

・連続比熱測定による磁気変態測定(断熱法)

・Ni基合金の融解潜熱測定(ドロップ法)

・高融点鋼(Ti合金等)の融点測定

無機材料

・ガラスの結晶化度測定

・ガラスの高温ヤング率・剛性率測定

・lC基板および成形断熱材の熱伝導率測定

・透光材の熱伝導率測定

・粉末成形体の焼結収縮挙動測定

有機・高分子材料

・塗膜・コーティング材料のガラス転移点測定(剛体振り子法)

・シリコンオイルのガラス転移温度測定

・ポリスチレンのガラス転移温度測定

・ポリマ-の熱分解生成物同定

・高分子の水分吸着量とガラス転移点測定

・シュウ酸カルシウムの加熱による物性変化の評価

技術資料

熱特性評価に関するテクニカルレポート一覧はこちらから

お気軽にお問合せください