X線回折法を利用して、材料表面の残留応力を非破壊で分析する手法です。
材料に応力が負荷されると、材料中の結晶の格子面間隔(d)が伸縮します。格子面間隔の変化⊿dは、X線回折ピークの回折角(2θ)のシフト量から読み取ることが出来ます。⊿dから求めたひずみεと材料固有の弾性定数を元にして、応力σを求めるのがX線残留応力測定の基本原理です。
X線残留応力測定装置の外観
測定内容 | 使用装置 |
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・微小部測定 ・マッピング ・その他特殊測定 |
(株)リガク PSPC-RSF AutoMATE AutoMATE2 SmartLab |
・大型試料、重量物測定 | (株)リガク PSPC-MSF |
・現場測定 ・大型構造物測定 |
パルステック工業(株) μ-X360 |
X線残留応力測定装置
(株)リガク製 AutoMATE2
※測定試料の材質・形状・サイズに応じて、装置や手法の使い分けを行いますので、事前にご相談ください。