電子線マイクロアナライザー(EPMA)

概要

原理

装置の測定原理はSEM/EDXと同じであるが、通常EPMAと呼ばれる装置は、SEMが試料表面の形状を観察し、構成成分は定性的に分析する装置であるのに対し、主に組成分析を正確に行うことを目的とされた装置である。そのためX線分析には波長分散型の検出装置(WDX:下図の右側)が用いられる。

電子線マイクロアナライザー

特徴

  • 分析方式

    X線の波長により数種類の分光結晶を用いて分析する。

  • 分析対象元素

    B~U

  • エネルギー分解能

    ~10eV

  • 分析限界濃度

    B~F: 0.5~1wt%

    Na~U: 0.05wt%

  • 定量分析精度

    0.1~0.2% 但し標準試料が必要

事故原因の解明フロー
お気軽にお問合せください