オンサイト材質調査(蛍光X線分析)の実施例

実施例1:耐火煉瓦の測定

耐火煉瓦を構成している主な元素はC、O、Mg、Al、Si、Ca、Fe等であり、Mg、Al、Si、Ca等は従来の携帯型蛍光X線分析装置では分析できませんでした。

種類の異なる煉瓦の測定例です。その主成分の濃度が高いことがわかります。また、煉瓦の健全部と変色・変質部を測定することで、構成元素の変化を比較することもできます。

珪石煉瓦はSi量が多く高アルミ煉瓦はAl量が多いことが確認できます。

測定結果 mass%

Al S Si Ca Fe 検出不可元素
(C、O等)
(1)珪石煉瓦 0.70 0.30 41.28 1.83 0.71 54.89
(2)高アルミ煉瓦 48.07 0.00 11.12 0.22 0.38 39.95
耐火煉瓦の測定1

実施例2:コンクリートコアを用いた塩化物量の測定

構造物から採取したコンクリートコアを用いて塩化物量を測定する場合、一般的にコアを切断して粉砕し、粉砕粉を用いて電位差滴定測定します。本装置でコアを粉砕することなく、コア側面から直接濃度を測定して、塩化物浸透深さを測定できます。

下のグラフは、本装置で塩化物量が異なる標準サンプルを測定した結果です。Cl-Kα蛍光X線強度と塩化物量の相関が高いことが確認できます。

  • コンクリートコアを用いた塩化物量の測定1
  • コンクリートコアを用いた塩化物量の測定2

実施例3:テストスタンドによる粉末・液体試料の測定

粉末や液体試料は直接測定することが難しいため、試料カップに入れ、テストスタンドを用いて下面照射法で測定します。

  • テストスタンドによる粉末・液体試料の測定
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