超音波を利用した腐食量の測定と、放射線を利用した詰まり測定により、各種配管の劣化診断を行います。
肉厚測定には簡便なデジタル式超音波厚さ計が使用されていますが、腐食により表面に凹凸がある場合は測定値が安定しないので測定が困難になります。
先端径の小さな特殊探触子とエコー波形が観測できるデジタル式超音波探傷器を用いて腐食部の残存肉厚を正確に測定します。
放射線が物体を透過する際の吸収量は、物体の厚さと密度により決まります。
右図のように配管を挟んで線源と検出器を上下(または左右)に移動させながら透過線量をパソコンに取り込み、データ処理して内部閉塞状況をパソコン画面に表示します。
水道管の錆こぶ(スケール)付着状況
透過線量測定グラフ
スケール付着状況の推定(断面表示)