デジタル画像相関法(Digital Image Correlation ; DIC)の原理を用いて、立体的な試験体表面の変位・ひずみ分布を3次元データとして測定できます。
明暗ランダム模様が塗布された試験体をデジタルカメラで撮影します。画像相関法と呼ばれる原理を用いて、画像中の複数画素(例:15×15画素)を1単位として点を特定します。試験体変形前後の画像より同一点の座標を得て、その点の変位・ひずみを算出します。
装置外観
測定イメージ
試験体評価部に
ランダムパターン
を塗布。
例:引張試験中
にカメラで撮影。
青枠部を評価。
評価部のひずみ分布を得る。
ひずみ分布のコンター図
(左:引張方向、右:幅方向)
引張試験片が破断する直前のひずみ分布をコンター図で表現しています。
中央が破断に至りますが、局部的な大ひずみの状況が可視化されています。
指定したライン上のひずみ値をグラフとして得ることができます。
座標とひずみ値の組でマッピングデータを出力できます。