機械試験

成形性評価試験

スクライブドサークル試験

SCT(Scribed Circle Test)とは、成形前の素板表面に円形や格子状等の一定サイズの模様(スクライブドサークル、またはスクライブドグリッド)を描いておき、成形後のその模様の変形形状を測定することによりひずみ状態を調査する試験方法です。実プレス品やモデル成形品での変形状態や変形経路の調査や素材破断限界ひずみやしわ限界ひずみの測定等に使用されています。

FLD測定

予め決められたサイズのサークルを描いた素板を所定の形状に加工し(写真1)、その成形限界における最大ひずみと最小ひずみを測定し、二次元表示することでFLD(Forming Limit Diagram)を作成します(図2)。FLDと実プレス品の破断危険個所の発生ひずみの差で成形余裕度などが推定できます。実プレス品の発生ひずみ状態も、あらかじめ描いたサークルを測定することで求めることができます。(スクライブドサークル試験、SCT)

  • FLD測定のための試験片

    写真1 FLD測定のための試験片

  • 変形限界線図(FLD)

    図2 変形限界線図(FLD)

FLD測定の数値計算との比較

最近では、CAEにより成形品の発生ひずみを求め、FLDと比較することで成形の可否判断を予測する手法も多く用いられています(図3)。

CAEによる成形性予測例

図3 CAEによる成形性予測例

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