グリーブル試験

試験の特徴

  • コンピュータ制御による加工熱処理試験

    (1)通電加熱方式のため急速・高温加熱が可能です。

    (2)石英管を利用することにより、部分溶融~凝固のシミュレーションが可能です。

    (3)広範囲の歪速度の適用が可能です。

  • 主な用途

    鉄鋼・新素材の製造プロセス(凝固~熱間加工~熱処理)のシミュレーション

    凝固:鋳片割れ、溶接熱影響部

    熱間加工:熱間加工割れ

    熱処理:析出、再結晶、変態

グリーブル試験機

グリーブル試験機

装置の主な仕様

  • 加熱(誘導方式・通電方式)

    *温度範囲

    室温~1,600℃(部分溶融可能)

    *昇温速度

    max. 100℃/s(φ10mm丸棒)

    max. 200℃/s(t0.8mm薄板)

    *冷却速度(N2ガスの場合)

    max. 30℃/s(φ10mm丸棒)

    max.60℃/s(t0.8mm薄板)

    Heガスでも冷却可能です。冷却速度については、別途お問い合わせください。

  • 加工(モード:引張り、圧縮)

    *制御速度

    0.005~500mm/s

    最大荷重

    50KN

  • 標準試験片

    *φ10mm×L120mm(丸棒)

    *w30mm×L130mm×t0.8~5.0mm(薄板)

    試験片サイズは、標準サイズです。

    これ以外の試験片サイズについては、別途ご相談ください。

グリーブル試験機の主要部

グリーブル試験機の主要部

最近の使用例

  • 鋼の溶解~凝固~冷却過程での高温脆化特性の評価解析

    鋼の連続鋳造を想定したシミュレーションを行い、製造条件の適正化に寄与しています。

  • 圧延時等の高温特性解析

    圧延時の温度履歴のシミュレーションを行い、高温特性を解析します。

  • ヒートサイクルの例

    ヒートサイクルの例

お願い

当社は熱間加工プロセスのシミュレーションに関して、このグリーブル試験の他にも、日本製鉄で培われた世界でもトップレベルの技術を保有しております。是非、ご相談下さい。

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