サブマージアーク溶接
サブマージアーク溶接とは
被接合部にあらかじめ粒状のフラックスを散布し、その中に溶接ワイヤを連続的に供給して、フラックスに覆われた状態で母材-ワイヤ間にアークを発生させて溶接する方法。
サブマージアーク溶接の利点と欠点
【利点】
- 大電流の溶接で、溶融速度・溶込みが非常に大きい。
- 厚板の高能率溶接が可能。
- 溶接技量による品質のばらつきが少ない。
- スラグが溶融金属を覆うため、ビード形状が良好。
【欠点】
- 装置が大型で、複雑な構造物の溶接に適さない。
- 下向き溶接が中心。
- 溶接中の状況が見えないため、溶接中での品質判断が困難。